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取扱説明書 サーモスタット混合水栓

給湯器の設定温度は、ご希望の吐水温度より高めに設定してください。ただし、ヤケド防止のため、60℃を超えない設定にしてください。
※給湯温度は50℃以上60℃以下の設定をおすすめします。

湯水が出るしくみ

サーモスタット混合水栓は、湯と水を混合して吐水温度を調整しています。吐水温度は給湯器の設定温度より低くなります。

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ポイントA給湯温度を変更すると、温度調節ハンドルの表示どおりの湯が出なくなる場合があります。
※温度調節ハンドルの再調整を行ってください。

ポイントA少ない流量で使用すると、給湯器が作動しない場合があります。
※給湯機の取扱説明書にて最低動作流量をご確認のうえご使用ください。

温度調節ハンドルは出荷時に設定していますが、使用条件(給水・給湯圧力、給湯温度)が異なると、表示どおりの温度が出ないことがあります。吐水温度が表示どおりになっているか次の手順でご確認ください。

【手順】

1.温度調節ハンドルの目印を適温の目安位置に合わせます。

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2.切替ハンドルを上側いっぱいに回して、吐水温度を確認します。

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吐水温度が適温(約40℃)である

そのままご使用いただけます。

吐水温度が適温(約40℃)に合っていない

温度調節ハンドルの位置調整をご参照いただき再調整をしてください。LIXIL修理受付センターにおいてもハンドル調整を承りますが、保証期間内でも有料作業となります。

温度調節ハンドルを回すと、吐水温度を調節できます。

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ポイントA吐水温度はシャワー側と吐水口側で温度差がある場合があります。

【高温の湯を出す場合】

安全ボタンを押しながら、温度調節ハンドルを回してください。

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ポイントA安全ボタンは、ヤケドを防止するため、適温の目安位置を超えた付近で温度調節ハンドルをロックするものです。

【注意】
高温の湯をご使用のあとは、必ず温度調節ハンドルの目印を適温の目安位置より奥側にしてください。
※高温の湯が出てヤケドをする恐れがあります。

 

ポイントA給水温度は季節を通じて一定ではありません。この温度変化によりハンドルの位置と吐水温度が合わなくなることがあります。一年を通して快適にご使用いただくために、給湯器の設定温度を「夏は低め」「冬は高め」に設定することをおすすめします。

切替ハンドルを上に回すとシャワーから、切替ハンドルを下に回すと吐水口から湯水が出ます。回し具合で流量を調節できます。

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切替ハンドルのポイントを下図の止水表示マークの位置に合わせると湯水が止まります。

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【吐水口のみ、シャワーのみの仕様の場合】

切替ハンドルを上に回すと湯水が出ます。回し具合で流量を調節できます。切替ハンドルのポイントを本体部の止水表示マークの位置に合わせると湯水が止まります。

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ポイントA切替ハンドルはゆっくり操作してください。水を止めたときに『ドン』と音がするウォーターハンマー現象が発生する場合があります。
※配管の破損や漏水の原因となります。

【注意】
・湯水を出す前に、シャワーと吐水口のどちら側から出すかをご確認ください。
※不意に湯水をかぶったり、高温の湯が出てヤケドをしたりする恐れがあります。
・スイッチシャワーをご使用になるときは、一時止水スイッチが吐水状態であることを確認してから、水栓本体のハンドルを操作して湯水を出してください。
※一時止水スイッチが止水状態でも一瞬シャワーが出ることがあり、不意に水をかぶったり、ヤケドをしたりする恐れがあります。

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ポイントAシャワーヘッドに同梱の取扱説明書がある場合は、あわせてご確認ください。

水栓や配管が凍結すると部品が破損し、漏水の原因となります。凍結による破損は、保証期間内でも有料修理となります。凍結の恐れがある場合や、長期間使用しないときは、急な冷え込みにそなえて、凍結予防を行ってください。

凍結予防のしかた

浴室内の温度が氷点下にならないようにしてください。なお氷点下になることが予想される場合は「換気扇を止めて」「窓を閉めた」うえで、次の対策をしてください。

凍結のおそれがある場合は、以下の対策で凍結を予防できる場合があります。

●少量の糸引き状の水を出したままにする。

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●配管などに保温材を巻く。

水栓や配管が凍結すると部品が破損し、漏水の原因となります。凍結による破損は、保証期間内でも有料修理となります。凍結の恐れがある場合や、長期間使用しないときは、急な冷え込みにそなえて、凍結予防を行ってください。

凍結予防のしかた

浴室内の温度が氷点下にならないようにしてください。なお氷点下になることが予想される場合は「換気扇を止めて」「窓を閉めた」うえで、次の対策をしてください。

凍結の恐れがある場合は、次の手順で水栓の水抜きをしてください。

【準備】
ご自宅の配管の水抜きをしてください。

ポイントA必ず実行してください。配管内の水抜きを行っていないと、水栓内の水が十分に抜けず凍結の恐れがあります。

スイッチシャワーの場合は1.から、その他のシャワーの場合は2.から行ってください。

【手順】

1.【スイッチシャワーの場合のみ】
スイッチシャワーの一時止水スイッチを「吐水」状態にして、切替ハンドルを上側(シャワー)に回し、シャワーから水を出す。

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2.切替ハンドルを止水位置に戻す。

3.シャワーヘッドをシャワーフックにかける。

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4.水側と湯側の取付脚の水抜栓を開ける。

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5.水栓本体の水抜栓を開ける。

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6.切替ハンドルを回す。

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ポイントA吐水口側・シャワー側それぞれ行ってください。

7.切替ハンドルを止水位置に戻す。

8.温度調節ハンドルを数回回す。

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9.シャワーヘッドをよく振って水を切り、床に置く。

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ポイントA多機能シャワーヘッドは、切替位置ごとに水を切ってください。

【ポイント】
水抜きを行っても水栓内に残った水滴が凍りつき、水が出てこないことがあります。その場合は、水栓にタオルなどを巻き付け、ぬるま湯をかけてください。

【通水再開のしかた】

通水を再開するときは、以下の手順で行ってください。

●シャワーヘッドをフックにかける。(3.の操作)

●水側と湯側の取付脚の水抜栓を閉める。(4.の逆の操作)

●水栓本体の水抜栓を閉める。(5.の逆の操作)

●切替ハンドルを止水位置に戻す。