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取扱説明書 窓シャッター エアリス・イタリヤ(マルチ電動・リモコン仕様)

ご使用の前に

●安全のために、必ずお守りください。「エアリス・イタリヤ」のご使用およびお手入れを行う場合は、必ずこの取扱い説明書に従ってください。なお、この取扱い説明書に従わず、乱用又は誤用によって、ケガおよび損害が発生した場合は、当社およびその販売会社に責任はないものといたします。

1.この取扱い説明書の記載事項の他にも、あらゆる危険が想定されます。従って、「エアリス・イタリヤ」のご使用およびお手入れの際は、この取扱い説明書の記載事項に限らず、安全対策に関して十分な配慮が必要です。

2.この取扱い説明書は版権を有し、その権利は留保されています。

※この章では、「エアリス・イタリヤ」を使用する場合に守るべき安全事項を説明しています。

●この取扱い説明書では、危険度の高さ(又は事故の大きさ)に従って、次の2段階に分類しています。以下の警告用語が持つ意味をよく理解し、本書の内容(指示)に従ってください。

注意

取扱いを誤った場合に、使用者などが中程度の傷害・軽傷を負う危険又は物的損害の発生が想定されます。

お願い

特に注意を促したり強調したい情報で、指示に従わないと機器の損傷・故障などにつながる場合があります。

【安全のため、必ずお守りください】

※ご使用の際は商品に貼ってあるラベルもよくお読みの上、正しくご使用ください。

注意

●開閉の際には周囲に人・物がないことを確かめてから開閉してください。挟まれてケガをしたり、物を挟んだりするおそれがあります。挟まれた場合は、ただちに停止ボタンを押してシャッターを停止させ、開ボタンを押してシャッターを巻き上げてから取除いてください。取除かずに連続して負荷を検出させた場合は感知しない場合があります。

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●負荷を検出させた場合は、必ず上限まで作動させた後に停止ボタンを押して異常解除をしてください。

●開閉中は開閉位置に顔や手を出さないでください。挟まれてケガをするおそれがあります。

●開口の下部はプレッシャーリターンセンサーが感知できない範囲(不感知帯〔下枠より100mm程度〕)が出る場合があります。この範囲に人・物がないことを確認してから作動させてください。挟まれてケガをしたり、物を挟んだりするおそれがあります。

●プレッシャーリターンセンサーの点検時に、シャッターの下降が停止しない、シャッターが自動的に上昇しないなどありましたらリモコンの停止ボタンを押して、ただちにシャッターを停止させ、開ボタンを押してシャッターを巻き上げてください。事故・故障の原因になります。

●プレッシャーリターンセンサーを点検するときは、シャッター周辺に手をふれないでください。シャッターと窓枠の間に手を挟まれてケガをするおそれがあります。

●改造しないでください。特にモーターおよびリモコンの改造・配線の変更は事故・故障の原因となります。

●点検口を開けて内部の部品を触らないでください。思わぬケガをしたり、作動不良の原因になったりするおそれがあります。

●連窓方立の取付け後に、落し錠のレバー部「閉」刻印が半分かくれるまでレバーを下げて、落し錠受けに固定されていることを確認してください。固定されていない場合、脱落し人身事故や物損事故につながります。

お願い

●外開きサッシに取付けてある場合は、障子が閉まっていることを必ず確認してください。

●短時間で繰り返し開閉しないでください。保護装置がはたらき、一定時間作動が停止することがあります。(故障ではありません)10~15分程度時間をおくと、再び開閉できます。

●シャッターは少なくても1ヵ月に2~3回開閉をしてください。長期間動かさないとスムーズに作動しなくなるおそれがあります。

●シャッターを無理に引っ張ったり、押上げたりしないでください。思わぬケガをしたり、作動不良の原因になったりするおそれがあります。

●おやすみまたは外出の際は、安全のため、シャッターを閉めて幅木ロックを施錠してください。また、必ず内側のサッシも施錠してください。強風・雨の際もきちんと施錠してください。

●幅木ロックを施錠したまま、シャッターを開ける操作をすると、シャッターが破損するおそれがあります。必ず解錠してから開閉操作をしてください。

●エアリスの場合、採風状態で操作ハンドルを引くとフラップスラットが一斉に閉じるため非常に大きな音がする場合がありますのでご注意ください。

●停電復帰後、1回目のボタン操作が電波法の関係上効かなくなりますが、異常ではありません。2回目のボタン操作より停電復帰を開始してください。

●シャッターボックスに、はしごをかけたり、上に乗ったりしないでください。変形および故障、転落や負傷につながります。

●シャッターボックスに雪が30cm以上積もった場合は、必ず取除いてください。変形および故障につながります。また、その際は足場をしっかり確保して作業してください。転落・負傷するおそれがあります。

●シャッターが凍結したときは、必ず溶けてから操作してください。無理な作動は故障や破損の原因になります。

●お子さまにリモコンを操作させないでください。誤って人・物が挟まれるおそれがあります。

●故意にシャッターボックス内に水をかけないでください。電子部品や駆動装置が組込まれていますので、故障の原因になります。

●下枠やガイドレール内部は常に清掃し、異物等がないようにしてください。誤作動の原因になります。

●電波の強い地域では正常に作動しないおそれがあります。あらかじめご了承ください。

●極度の電圧変動が起きた場合、シャッターが正常に動かない場合があります。

●シャッターのそばでトランシーバーなどの無線機は使用しないでください。正常に作動しないおそれがあります。

●シャッターのそばで電子レンジや医療機器などの高周波ノイズを発生する機器は使用しないでください。正常に作動しないおそれがあります。

●建物の構造により電波がとどかない場合がありますので、必ず動作が確認できる位置で操作を行ってください。

●非常時にも必ず開閉できるよう、「開閉のしかた」に従って1年に1回程度作動確認をしてください。

●お手入れには柔らかい布・スポンジを使用し、金属製ブラシ・金ベラなどを使用しないでください。

●洗剤は、必ず中性のものを使用してください。

●「エアリス」の場合は、シャッターを採風状態(シャッターが通気できる状態)にしてスラットの間のゴミ、ホコリ、砂なども取除いてください。シャッターがきれいに閉まらない原因になります。

●下枠先端部に乗ったり、重量物をのせたりしないでください。無理な重さをかけると破損の原因になります。

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●連窓方立の上部が連窓ブラケットに差込まれていることを確認してください。差込まれていない場合、脱落し人身事故や物損事故につながります。

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●リモコンは、濡れた手で操作しないでください。また、リモコンは直射日光の当たる場所や高温・高湿の場所に置かないでください。

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●リモコンを長期間使用しないときは、液漏れ防止のため、電池を抜いてください。

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●電池消耗表示が出たら、すみやかに新品の乾電池と交換してください。(同梱されている乾電池は、短期間で消耗することがあります)

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●電池交換時に新旧・異種の電池は混用をさけて、電池の+-は正しく入れてください。

●電池交換時に内部に水や異物が入らないように注意してください。故障の原因となります。

●機器内部には精密な部品があります。故障の原因となりますので、本体を開けないでください。

ご使用にあたっての留意事項

※シャッターを閉めた状態でも、スラットの内側が濡れることがあります。これはスラットの表面に横向きの風雨があたった場合、スラットの表面から内側に水が伝わるためです。品質に問題はありませんので、安心してお使いください。

※スラットの表面が、雨などに濡れていると開閉後にスラット内側に水滴が付くことがあります。これはシャッターを巻き上げると、スラットの表面と内側が重なるため表面に付いた水が内側に付くためです。

※開閉途中に引っ掛かるような動きをすることがあります。これは電動モーターの出力とシャッターのスラット重量を、巻取り軸に内蔵のスプリング力でバランスをとりながら開閉するという商品の特性上発生します。品質に問題ありませんので安心してお使いください。

※シャッターを閉めても各部のすき間から、外からの光が入ることがあります。さらに光をさえぎる場合は、遮光カーテンなどをご使用ください。

※シャッターを閉めた状態で、強風によりスラットがバタつき、音がしたりすることがありますが異常ではありません。

※開閉動作10サイクルに1回または採風操作後に全開にすると幅木が本体内に引き込まれ反転します。これは上下限位置設定の設定値の更新を行うためです。品質に問題ありませんので安心してお使いください。

※通電中に手動開閉操作を行わないでください。設定位置がずれて途中で停止したり、反転したりすることがあります。通電中に手動開閉操作を行った場合は、停電時開閉機構の電動復帰のしかたを参照して復帰してください。

※風が強い場合は、サッシを閉めてから開閉操作を行ってください。シャッターが途中で停止するおそれがあります。

※プレッシャーリターンセンサーは一定の負荷を検出して、停止・反転する構造です。サイズや障害物の位置によっては、検出するまでに時間がかかる場合があります。その場合、検出し反転するまでの間、モーターが回り続けるため、ボックス内でスラットの巻きだるみが発生します。巻きだるみが発生した状態で障害物を取除くと、スラットがずり落ちてくることがありますので、開ボタンを押してシャッターを巻き上げてから障害物を取除いてください。

※シャッターを開ける際に、シャッターボックス内部より音がしますが異常ではありません。これはシャッターを巻き上げるとスラットが重なり巻かれる構造のためです。

※フラップスラットを閉める前に異物等が挟まれていないことを確認してください。異物等が挟まれている場合はシャッターを採風状態(シャッターが通気できる状態)にしてスラットの間をきれいにしてください。

※リモコンの無線、到達距離は約9mです。建物の状況によっては操作できない場合があります。また、近辺に強い電波を発する無線設備がある場合は、通信できない場合があります。その際は、ノイズを除去していただく対応が必要になります。