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取扱説明書 サッシ・雨戸・窓シャッター・窓まわり商品・玄関ドア・引戸 【玄関引戸・勝手口引戸】

●枠と障子との間にすき間が生じた場合に戸車の調整ねじをまわして障子を上下させることで開口部に合わせる事ができます。

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縦框側・召合せ框側どちらの戸車でも調整が可能です。

●戸先錠(内錠、外錠)のついている商品で錠のかかりにくい場合は、ストライク(錠受け)の取付けねじを緩めて、上下に動かし調整してください。

●引戸は種類により、調整が異なります。内障子の右上部にあるブランドラベルをご覧いただき、下記の手順で調整を行ってください。なお、JS・PGシリーズ・k6シリーズは調整不要です。

■ストライクの調整(エルムーブ2)

●ラッチがかからない場合

ストライクの突起部が箱錠(本体)のトリガー切欠き部に入るように、上側ストライク取付けねじ3箇所をゆるめ、ストライクの位置を調整してください。

箱錠(本体)

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●次の1.~4.の確認を行い、ストライクの調整を実施してください。
1.ラッチがかかった状態でカギがスムーズにかかるか(ストライクと接触しないか)
2.鎌錠とストライクのかかり幅が十分確保できているか
3.エントリー仕様の場合は電動で施解錠できるか
4.施錠した状態でラッチを解除した際の開方向のガタツキが大きくないか(気密材にすき間ができないか)

■カギがスムーズにかからない、鎌錠のかかり幅が少ない場合

ストライクの取付けねじをゆるめ上下、室内外の位置を調整してください。ストライクの切り欠き上端と鎌錠の上面のすき間は、4mm以下を目安に調整してください。

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■開方向のガタツキが大きい場合

ストライクの調整ねじを回し調整板の位置を調整してください。

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■ストライクの調整(断熱玄関引戸k3シリーズ)

※必ず上下ストライクの調整を行ってください。ストライクの破損やくるいの原因となります。

1.上方向の調整

●戸先錠(内錠、外錠)がかかりにくい場合やラッチがかかりにくい場合は、ストライク取付けねじを上下2個所とも緩め、ストライクを上に調整してください。(調整幅:5mm)

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※障子を少し開けた状態でアームバーが錠の切欠きの中心にくるように調整してください。

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2.出方向の調整

●上方向の調整をしても、錠がかかりにくい場合やラッチがかかりにくい、又はラッチ解除がかたい場合は、ストライク取付けねじを上下2個所とも緩め、錠受けスペーサー(枠に同梱)の裏表を確認して枠とストライクの間に差込んでください。(調整量:1枚で約1mm)

※上ストライクにスペーサーを追加したら下ストライクも同様に追加してください。

※1つのストライクにつき最高で4枚まで入りますが、できるだけ少なくしてください。入れすぎると気密材が当たらなくなり、気密性能が低下したり、ストライクが破損するおそれがあります。

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■ストライクの調整(菩提樹)

●戸先錠(内錠、外錠)がかかりにくい場合は、ストライク取付けねじを軽く緩めてストライクの位置を上下に調整してください。(調整幅:6mm)

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※ストライクの位置を上げすぎると、錠はかかりやすくなりますが、鎌のかかりしろが少なくなり、外れやすくなります。

※調整方法は下記参照

■施錠状態

1.戸先錠の場合

※障子を少し開けたまま鎌を出して掛かりしろを確認してください。(下図参照)

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2.合掌錠の場合

●障子の建付け調整を行った後、錠の掛かりしろを必ず確認してください。

※障子を少し開けたまま鎌を出して、鎌の先端がストライクの2本線内にあることを確認してください。
※位置があっていない場合は、ストライク取付けねじを軽く緩めてストライクの位置を調整してください。

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※菩提樹は、下記の手順で調整を行ってください。

■内錠の調整

●内錠取付けねじ2本を緩め、障子を閉め、サムターンを閉にし、セットピンを根元まで差込んだまま、内錠取付けねじをしっかり締めてください。

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お願い

●ご自分で錠の調整が難しいときは、施工された業者にご相談ください。そのままで使用し続けると、錠がキズついたり、破損するおそれがあります。

●裏板取付けねじをゆるめすぎないでください。裏板取付けねじをゆるめすぎると裏板が脱落し、取り付けられなくなるおそれがあります。

■採風窓のロックがかからない場合(エルムーブ2)

●窓を全閉し、召合わせ部が重なるか確認してください。

●召合わせ部がずれている場合は、窓を全開にし、内障子の下部両端にある調整ねじを回して上下に調整してください。

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■ノンリバウンド機構について(玄関引戸k6シリーズ)

1.操作方法

※ノンリバウンド機構は、障子を閉めた勢いで縦枠に当たって跳ね返って止まるのを防止するための機構です。

■開け動作

ノンリバウンド機構が動作している区間(戸先から約150mm)は開けるのに重く感じますが、その区間をこえると軽くなります。区間をこえた位置では、障子はどこでも止めることができます。

■閉め動作

ノンリバウンド機構が動作している区間(戸先から約150mm)まで障子を閉めれば、その後は(手を離しても)最後まで閉まります。ノンリバウンド機構が動作する区間までの閉め方(勢い)、障子重量、枠の建付け状態、周囲の温度によってブレーキのかかり具合、閉まり時間は変化します。閉まり時間が長い場合は、ある程度勢いをつけて閉めてください。

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2.調整方法

■閉まり時間を早くしたい場合、枠の建付け状態で最後まで閉まりきらない場合

※動作区間までの障子を閉めるスピードを早くする、又は以下の手順で引込む力を調整してください。
1.障子を全開位置まで開ける。
2.バネ力調整ツマミの固定ねじをゆるめる。
3.縦枠側(バネを引っ張る方向)にツマミを動かす。
4.固定ねじを締める。
※動かしすぎると障子を開く力が重くなります。

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■衝撃吸収力が物足りない場合

※動作区間までの障子を閉めるスピードをゆっくりにする、又は以下の手順で衝撃吸収力を調整してください。
※障子の閉まり時間が長くなりますので、外気温が上昇する季節のみの調整をおすすめします。
1.障子を全開位置まで開ける。
2.調整金具の固定ねじをゆるめる。
3.調整金具を“強”の方向(召合せ側)に移動する。
4.調整金具の固定ねじを締める。
※外気温が低いときは、この手順の逆に調整して元に戻していただくことをおすすめします。

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●気密性を保つために気密ピースを下げて、外障子と下枠のすき間を発生させないように調整してください。

●障子を閉めた状態で召外下部気密ピースのねじを緩めて下げ、下枠に当ててねじを締めます。

(断熱玄関引戸k3シリーズ) (断熱玄関引戸PGシリーズ) (玄関引戸k6シリーズ、一部機種)

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(玄関引戸JS)

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(エルムーブ2)

1.室内側から上下のねじ(4カ所)を外します。
2.窓外側から網付格子を上にスライドさせて手前に引いて外します。
※取付けは逆の要領で行ってください。

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■A部詳細図

※引っ掛け金具の突起部を角穴から外すと、格子が外れます。

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