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取扱説明書 カザス(CAZAS)システム取扱い説明書

●CAZASシステムとは、玄関ドアのタッチボタンを押してカードキーをカードリーダー部に近づけると解錠し、その後、自動的に施錠する大変便利なシステムです。又、従来のカギでの操作も可能です。

1.「ピッ」と音が鳴り、施解錠ランプが点滅し始めます。

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2.施解錠ランプ点滅中(約5秒)にカードキーを近づけると施錠時には解錠、解錠時には施錠します。

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3.ドアを開けて閉めるか、そのまま30秒経つと自動施錠されます。

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●カードキーと玄関ドアの間では、IDコードの照合が行われています。IDが一致しない限り解錠することはできません。又、IDは特殊な方法により暗号化されており、複製できません。

●室内側からの施解錠は、手動でのサムターン操作になります。

●不正解錠防止の為、20秒以内に2ロックの解錠操作を完了しないと、再び施錠しますので、カギや手動でのサムターン操作により解錠する場合は、20秒以内で2ロックとも解錠してください。

カードキー使用時のポイント

●約3cmの平行面以内で作動します。なるべくカードリーダー部とカードキーは、平行にして近づけてください。

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カードキー使用時のお願い

●次の条件下では作動しない場合がありますのでご注意ください。
・金属ケースの中に入れたり、電波の通り難い材質で覆われた状態でかざした場合
・通信中の無線通信機器(携帯電話や無線機など)と一緒にかざした場合
・玄関の近くにパソコンやテレビなどノイズを出す電化製品や無線通信式の電化製品がある場合
・小銭のたくさん入った財布に入れてかざした場合
・複数の非接触型ICカードと一緒にかざした場合

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アドバイス

●カードキーで解錠した場合は、自動施錠されます。
※帰宅時に、カードキーで解錠した場合は、家の中にカードキーをいったん置いて、外に出ないようにしてください。ドアが閉まり、閉出されるおそれがあります。

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●自動施錠する機能が不要な場合は、自動施錠をOFFにする事ができます。詳しくは、自動施錠機能のON/OFF切換え手順を確認してください。

●サムターンやカギを手で回して解錠した場合は自動施錠しません。

●付属のカードキー・タグキーは登録済です。

●追加のカードキーやタグキーを購入していただいた場合は登録が必要です。登録がお済みでない場合は、必ず登録操作を行ってください。追加のカードキーの登録方法は、「カードキー、タグキーの登録・抹消」内の登録方法を参照してください。

帰宅時の解錠・施錠

解錠

●カードリーダー部のタッチボタンを押します。(ピッと鳴り施解錠ランプが点滅を開始します。)施解錠ランプ点滅中(約5秒間)にカードキーを近づけると解錠します。(ピッピッと2回鳴ります)

MAM-112E_005_01施錠

●ドアを開け室内に入り、ドアが閉まると自動施錠します。(ピッと1回鳴ります)
※ドアの開閉を行わないまま、30秒経つと自動施錠します。
※自動施錠の機能が不要な場合は、OFFにすることができます。切換え方法は自動施錠機能のON/OFF切換え手順を確認してください。

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外出時の解錠・施錠

解錠

●上下サムターンを手動で解錠します。

アドバイス

●不正解錠防止の為、20秒以内に2ロックの解錠操作を完了しないと、再び施錠します。

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●ドアを開け室外に出た後、カードリーダー部のタッチボタンを押します。(ピッと鳴り、施解錠ランプが点滅を開始します。)施解錠ランプ点滅中(約5秒間)にカードキーを近づけると施錠します。(ピッと1回鳴ります)

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※施解錠ランプの表示、確認音の詳細については各種表示およびブザー音についてを参照してください。

お願い

※サムターンやカギを使って手動で解錠した場合は自動施錠しません。外出時は、カードキーなどを使い、施錠操作を確実に行ってください。

●室外側からシリンダーにカギを差込んで、施錠・解錠を行います。

アドバイス

●錠の解錠を手動で行うと自動施錠されません。連続して解錠状態にしたい場合は、カギもしくはサムターンを手で回して解錠してください。

●不正解錠防止の為、20秒以内に2ロックとも解錠させないと、再び施錠しますので、カギで解錠する場合は、20秒以内で2ロックとも解錠してください。

■ドア本体姿図(室外側)

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■上シリンダー

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※シリンダーカバーが付いている商品の絵で説明しています。シリンダーカバーが付いていない商品の場合は直接シリンダーにキーを挿してください。

機能について

●セキュリティサムターンを取外すと解錠できなくなります。

アドバイス

●就寝時や外出時にセキュリティサムターンを外しておくと、ドアのガラスを割られて不審者に侵入されにくくなります。

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使用方法

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●ボタンを押しながらセキュリティサムターンを引っ張ってください。

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●ボタンを押しながらセキュリティサムターンを差込んでください。

●手でサムターンを回すと、固い場合がありますが、これはサムターン動作(電動)中に負荷を受けた際に、部品を保護するクラッチ機能が働いた為で、故障ではありません。電動で動かすと正常に戻ります。

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クラッチ機能とは

●電動サムターンは高性能モーターが回転することで動作していますが、動作中に負荷がかかるとモーターが故障してしまうおそれがあります。この為、電動サムターンには、モーターが壊れないように負荷を受けるとモーターを空回りさせて負荷を受け流す機能(クラッチ機能)が付いています。この機能が働いた後にサムターンを手で回すと固くなっている場合があります。

■電動サムターンの裏側

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サムターンが固くなる状態について

●以下の操作を行うとサムターンが固くなる場合があります。

1.動作(電動)中に風が吹いてドアが押されたり動作中にドアを開けるなどで錠(デッドボルト)がストライクに接触してしまった。

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2.動作(電動)中にサムターンを触ってしまった。

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※特に登録スイッチを押した後の、電動サムターンが一度動くときは注意してください。触ってしまいその後、サムターンが固くなる場合は登録スイッチをもう一度押して電動サムターンを動かしてください。

3.自動施錠する際、サムターンが電動で動くよりも早く手で回して施錠した。

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アドバイス

●固くなったサムターンを手で回しても壊れることはありませんがカードキーを使って操作をして復帰させてください。

●サムターンが固くなったときはカギを使っても固くなります。

登録方法

使用したいカードキーを『登録手順』の通りに登録してください。別途有償品のカードキーやタグキーを追加することで合計8枚まで登録し、使用することができます。

(例1)6枚登録済みで、そこに2枚追加して、合計8枚にする場合

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登録データの抹消方法

登録を抹消したいカードキー以外を『登録手順』の通りに登録してください。再登録時に登録しなかったカードキーは未登録となり、使用できません。
※登録スイッチを押しても、カードキーを登録せずに30秒が過ぎた場合は、登録データは抹消されません。登録スイッチを押す前の登録状態のままです。

(例2)6枚の登録済みカードキーの内、カードキー「1」の登録データを抹消する場合

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登録手順

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■自動施錠機能とは

●カードキーを使って解錠した後、ドアを開け、閉めると自動的に施錠されます。又、カードキーをつかって解錠したあと、ドアを開けずにそのまま30秒経つと自動的に施錠されます。
※出荷時は自動施錠機能「ON」に設定されています。

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お願い

●登録スイッチを押す際に安全ピンや千枚通しのような先が尖ったものは使用しないでください。スイッチに穴が空き、破損するおそれがあります。

アドバイス

●確認音の詳細については、各種表示およびブザー音についてを参照してください。

●自動施錠機能をOFFにした設定の場合は、カギの閉忘れがないように必ずカードキーもしくは手動にて施錠したことを確認してください。