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取扱説明書 集合住宅用ビル商品 ドア

対象商品:□PRO-SE □PRESEA-H

開きドアの各部の名称は、下記のとおりです。

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■ドアクローザ(自閉装置)

●開けた扉を自動的に閉める装置で、ストップ付きとストップなしの2種類の商品があります。(ストップ付は90°以上開けたときに、閉鎖時90°でストップします。閉まる方向に力を加えるとストップは解除されます。)

●ドアクローザは引渡し時に閉鎖速度調整をしておりますが、使用中に閉鎖速度が変化してきますので定期的な点検が必要です。また、同室内で扉以外の開口部(窓など)が開いていると、風の流動により閉鎖速度が速くなったり完全に閉まりきらない場合がありますので注意してください。

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閉鎖速度の調整方法

●ドアの閉鎖速度は、ドアクローザ本体の調整バルブ横の第1、第2速度調整弁を確認し、ドライバーで調整してください。(調整は、2mm程度の微小な回転で行ってください。)

●ドアを強くすばやく閉める場合は、ラッチングアクション調整ねじを反時計方向に回転すると、すばやくドアが閉まります。ただし、BL認定ドアクローザーについては、速度調整は、ドアの閉鎖速度の調整が必要な場合は、建物管理責任者、施工業者または当社にご連絡ください。

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お手入れについて

●本体およびアーム、取付ブラケットの取付ねじやアームの連結ねじにゆるみが生じていないか時々点検して、締め直してください。締付けがゆるいと落下や故障の原因になります。

●ドアの開閉で異常が感じられた場合は、メンテナンス方法に従い、点検と調整をおこなってください。(調整が難しい場合は、施工業者様に調整を依頼してください。)

●ドアクローザの調整弁は、ゆるめすぎると弁が抜け油モレしますので、ゆるめすぎないようにしてください。
※ドアクローザ本体が油もれをした場合は、閉鎖速度の調整が不可能になり危険ですので、交換の必要があります。
※ドアクローザは、保証期間が2年になっています。

■フリクションアーム(PRESEA-H)

メンテナンス方法

●開け放したドアが風で閉まったりバタついたりするおそれがある場合は、調整ねじを右に回して開閉をきつくしてください。

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■セキュリティサムターン(オプション)

●室内側に付いているサムターンは、ボタンを押すだけで簡単に取外すことができます。万一ガラスを割られて外から手を入れられても、サムターンがないため鍵が開けられないシステムです。(なおサムターンのキーで外部シリンダーは操作できません。)就寝時や外出時は、室内側のサムターンを取外してください。

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サムターンが装着されている状態

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シリンダー下部のボタンを押すだけでサムターンを取外せます。

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サムターンを取外した状態

■面付本締り錠(防犯仕様)

●サムターンは普通に回すだけでは空転して施解錠できません。サムターンの両側のボタンを指ではさんだまま押して回してください。

サムターンの使用方法

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■錠前

日常の簡単なメンテナンスの方法

①キーの抜き差しや回転が悪くなったら、鉛筆(軟らかい芯)の粉や黒鉛粉または、シリンダー専用潤滑剤を使用してください。鉛筆を使用する場合は、キーの切り込み面を鉛筆でなぞったあと、キーで抜き差しを数回行ってください。鍵穴には絶対に油を注さないでください。注入直後は良くてもホコリを吸着し、かえって動きを悪くします。

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②錠・ストライク、ハンドルまたはノブの取付ねじに緩みが生じたら、ねじを締め直してください。

対象商品:□PRO-SE □PRESEA-H

通風ドアの各部の名称は、下記のとおりです。

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■ご使用上のお願い

【クレセント操作について】

●ハンドルを左に180°回転させてから障子の開閉を行ってください。ハンドルを途中で止めると、障子に当たり形材にキズを付けたり、部品が破損したりします。

●外出やおやすみの際には、上げ下げ窓を全閉しクレセントをかけてください。

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■障子の開閉

クレセント方式

①ハンドルを左に180°回してください。ロックが解除され、障子が移動可能になります。
※ハンドルは必ず180゜回転させてください。ハンドルを途中で止めると、障子が当たり、破損します。
②閉めるときは、ハンドルが当たらないことを確認し、障子をスライドさせてからハンドルを回してロックしてください。

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※上下の障子がすれ違わないように、障子ストッパー部品が取付いています。商品に注意ラベルを貼付けしています。表示内容をお守りください。

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■網戸の脱着

網戸を取外すには

①窓を全開し、室内側から上枠アタッチ固定ねじ(2ヵ所)を外します。
②室外側から網戸の左右をつかみ、持上げながら外します。

網戸を取付けるには

①室外側から網戸のフック金具(2ヵ所)を下桟の切欠きに差込み、網戸を持上げながら上部をかぶせます。
②室内側からねじを固定します。

上枠アタッチ(2ヵ所)

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対象商品:□内付け

横引き収納網戸の各部の名称は、下記のとおりです。

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■ご使用上のお願い

●網戸を使用しないときは、必ず網を収納するようにしてください。網の特性上、開いた状態にしておくと折り目が弱くなって、たたみづらくなることがあります。

●強風時には使用しないでください。網の不具合やヒモ等部品の破損が生じるおそれがあります。

●本製品は網戸を折りたたむ構造のため、網の上下を枠部と固定していません。従って風により網がたわむと網と枠の上下部にすき間が生じやすくなり、使用状況によっては虫が入ってくる場合があります。

●浴室等、常に水が掛かるおそれのあるところには使用できません。

■操作方法のお願い

●開閉操作は縦かまちの中央付近を持ってゆっくり行ってください。上部や下部を持って操作すると縦かまちが斜めになり開閉が重くなったり、ヒモに無理な力がかかって破損の原因になります。また、急な操作は紐の寿命を早める原因になります。

●両分けタイプ(Mh>2000)は突き合せかまち中央にマグネットが組込まれていますので、網戸引出し時は左右の突き合せかまちを組合せて、マグネットで必ず固定してください。

■網戸の防虫性について

●網戸の防虫性は、網目より大きい虫などを防ぐには効果があります。しかし、網戸を可動させるために微小すき間があるため、使用環境によっては、網目より小さな虫やはい回る虫などが侵入する場合があります。はい回る虫(カメムシ、テントウムシ、アリ等)は、光や暖気、観葉植物を好みわずかなすき間からでも、押し入ろうとする習性があります。従って、網戸があっても、この様な習性を持つ虫の侵入を完全に止めることはできません。万一、虫が室内へ侵入した場合は、殺虫剤等による駆除をお願いします。

■建付け調整(現象別調整方法)

作動が悪くなった場合

①網戸のかまちからアタッチメントを取外します。
※かまちの端部にある溝にマイナスドライバーを差込むと外しやすくなります。
※不具合の内容により、調整するねじが異なりますので、下記の【現象別調整方法】から該当する項目を選んでください。

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■網戸のタイプ

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※図は片引きタイプ。
※両引きタイプも同様の調整方法。

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●現象別調整方法

1.網戸の開閉が重い(軽い)場合

①(a)ねじをゆるめます。
②軽くする場合は、調整ねじをヒモの見える方向に移動します。重くする場合は、逆方向に移動します。
※(a)ねじは2本あります。通常は片方だけで調整できますが、調整しきれない場合は、もう一方のねじも使用してください。

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2.網戸と戸当たり枠の間にすき間が発生した場合

①(b)ねじをゆるめます。
②かまちを収納枠側に押付け、収納枠とかまちが平行になるようにします。
③(b)ねじをしめて固定します。
④網戸を数回開閉し、すき間がでないか確認してください。
⑤すき間が直らない場合、①〜④をくり返してください。

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3.中間ヒモのたるみ、またはかまちにソリが発生した場合

①(c)ねじをゆるめます。
②ソリをなくす場合は、調整ねじをヒモの見える方向に移動します。たるみを取る場合は、逆方向に移動します。
※(c)ねじは2本あります。通常は片方だけで調整できますが、調整しきれない場合は、もう一方のねじも使用してください。

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対象商品:□内付け

横引きロール網戸の各部の名称は、下記のとおりです。

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■ご使用上のお願い

●強風時には使用しないでください。網戸がひらいてしまう、または網を収納できなくなるなどの不具合が生じます。

●網を収納するとき、収納しきれなかった場合は、戸先かまちを大きく引出して2〜3回出し入れを繰り返して収納し直してください。(網が折れ曲がったまま収納されますと、クセがつき収納しずらくなるおそれがあります。)

●網を引出したときに、網の一部にたるみや波打ちが発生する場合がありますが、商品の特性によるもので、機能上の問題ではありません。

●開閉時のスピードにより、網の収納部よりバタツキ音が発生しますが、商品の特性によるもので機能上の問題ではありません。

●浴室等、常に水が掛かるおそれのあるところには使用できません。

■操作方法のお願い

●網戸の開閉操作は、戸先かまちの中央付近を持って行なってください。上部や下部を持って操作すると、戸先かまちが極端に斜めになり開閉が重くなったり、網がレールから外れる原因になります。(高さのあるハイサッシに取付けてもスムーズな開閉操作を確保するため、戸先かまちの上下にクリアランスを設けています。中央付近を持って操作しないと戸先かまちが斜めになり、開閉が重くなるおそれがあります。)

●網を引出すとき、網が引っ掛かり戸先かまちが引出せなくなった場合はいったん戻して引出し直してください。

■網戸の防虫性について

●網戸の防虫性は、網目より大きい虫などを防ぐには効果があります。しかし、網戸を可動させるために微小すき間があるため、使用環境によっては、網目より小さな虫やはい回る虫などが侵入する場合があります。はい回る虫(カメムシ、テントウムシ、アリ等)は、光や暖気、観葉植物を好みわずかなすき間からでも、押し入ろうとする習性があります。従って、網戸があっても、この様な習性を持つ虫の侵入を完全に止めることはできません。万一、虫が室内へ侵入した場合は、殺虫剤等による駆除をお願いします。

■網戸タイプの見分けかた

●本商品は、「横引きロール網戸(額縁付タイプ)」と「横引きロール網戸(テラスタイプ)」の2タイプに分れています。網の収納部(収納枠)の形状で、タイプを見分けることができます。

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※なお(テラスタイプ)については、さらに2タイプに分れます。

【全閉・全開仕様】

●手を離すと自動で網が収納されます。

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【中間ストップ仕様】

●操作つまみがついており、操作つまみを握らないと戸先かまちがその位置で保持され、動かすことができません。

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■タイプ区分

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■網戸の操作方法

1.額縁付タイプ・テラスタイプ(全閉・全開仕様)

●開閉操作は戸先かまちの中央付近を持って行ってください。(なお、開閉操作中に、戸先かまちが少し斜めになる場合がありますが、問題はありません。ただし、上部や下部を持って操作すると、戸先かまちが極端に斜めになり開閉が重くなったり、網が上下レールから外れる原因になります。)

●戸先かまちから手を離すと、自動で網が収納されます。自動収納しきれなかった場合は、手を添えて最後まで収納してください。

●勢いを付けて網を収納しないでください。破損の原因になります。

●網戸を閉めるときは、戸先かまちと戸当り枠もしくは戸先かまち同士のマグネットが合わさっていることを確認してから、手を離してください。

【片引き】

中央付近を持って操作してください

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【両引き】

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■両引き(上下枠・ストッパー付き)の操作方法

●テラスタイプ(全閉・全開仕様)の両引きを、テラスやベランダのような大きな窓に取付ける場合、上下枠中央にストッパーが付きます。このストッパーにより、片側だけの網戸を出し切ったままで保持することができます。

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●網戸を使用する(閉める)とき

①片方の戸先かまちを上下枠のストッパーにロックするまで引出す。(上枠ストッパーはロックがなく磁石のみなので、ずれた場合はもう1度磁石に合せてください)
②もう一方の戸先かまちを引出し、かまち同士のマグネットを合せて、固定します。

●網戸を収納するとき

①ロックのかかっていない方の戸先かまちを動かします。(どちらか先に引出した方の戸先かまちだけロックがかかります)
②下枠ストッパーのつまみを押してロックを解除します。
③残っていた戸先かまちを動かします。

<右のつまみを押したとき>

●右のつまみを押すと左のロック、左のつまみを押すと右のロックが解除されます。

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2.テラスタイプ(中間ストップ仕様)

■網戸の操作方法

①サッシの障子をひらきます。
②操作つまみを握ってから、網戸を引出します。

例)両開きのとき

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■操作つまみについてのお願い

●戸先かまちを動かす場合は、操作つまみを握ってから動かしてください。操作つまみを握らないと、戸先かまちがその位置で保持され、動かすことができません。

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③網戸戸先かまちのゴムに、サッシの縦かまちが当たるところまでサッシの障子を閉めてください。

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■操作上のお願い

●網戸は障子の全開位置までは引出せない設定になっています。室外側から操作つまみを操作できるようにするためです。