対象商品:□PRO-SE □PRESEA-S □PRESEA-H □SAMOS-H RF □RMA-100
引違い窓の各部の名称は、下記のとおりです。
■クレセントの操作(ロック付の場合)
解錠方法
●ロックボタンを上部に押し上げロックを解除しハンドルを下に180°回転させることにより解錠することができます。
※ロックボタン下部にオレンジ色が見える状態がロック解除状態です。クレセントを解錠させることにより障子を動かすことができます。
※サブロック(防犯補助錠)がある場合は、解除されているかを確認してください。
施錠方法
●障子を閉めた状態でハンドルを上に180°回転させることにより施錠することができます。施錠後、ロックボタンを下にさげると、ハンドルは回転しなくなります。
■ご使用上のお願い
【クレセント操作について】
●ハンドルを下に180°回転させてから障子の開閉を行ってください。ハンドルを途中で止めると、障子に当たり形材にキズを付けたり、部品が破損したりします。また、開閉時にハンドルを閉まった状態に戻して障子を閉めてしまうとクレセントの鎌と受が乗りあげて障子が重くなります。(ロック付き、キー付きはその解除を先に操作してください。)
●内蔵クレセントの施錠は、窓を閉めて召合せかまちをそろえてから操作してください。実施しないと障子形材にキズを付けたり、部品が破損したりします。
●窓を閉めてクレセントを施錠しないと、サッシ諸性能(耐風圧、気密、水密等)の保持および、強風時に障子が開いてしまうことがあります。
●グレモン方式の場合は、一般クレセントと比べて、作動が重くなります。これは機構上によるもので、不具合ではありません。
●ダブルロックの場合ボタンが解除(開の位置)されていることを確かめてからハンドルを回してください。また、キー付きの場合もキーが解除されていることを確かめてからハンドルを回してください。解除されていない状態でハンドルを回すと故障の原因になります。
【戸先錠操作について】
●障子を閉める時に戸先錠付の場合は、必ず操作つまみが上がった状態で窓を操作してください。操作つまみが下がった状態で窓を開閉すると戸先錠が破損したりします。
【障子の開閉について】
●4枚建障子を開け閉めするときは、反対側の施錠されているクレセントに強い衝撃を与えないようにしてください。クレセントおよび受けが破損するおそれがあります。
●障子を開けるときに障子ストッパーに強い衝撃を与えないでください。障子や部品の変形・破損が生じたり、それによりクレセントの施解錠が困難になるなどのおそれがあります。
【安全にお使いいただくために】
●外出時や就寝時には必ず窓を閉め、クレセントや補助錠も必ず施錠してください。
■クレセントの種類と操作(代表例)
ロックなし
●標準型のクレセントでハンドルを180°回転させることにより、施解錠することができるタイプです。
ロック付
●クレセントの横についているボタンを上下に動かすことにより、ハンドルの回転を止めたり、動かしたりすることができるタイプです。
キー付
●クレセントの鍵穴にキーを挿入して操作することにより、ハンドルの回転を止めたり、動かしたりすることができるタイプです。
空かけ防止付(トリガー付)
●障子が最後まで閉まっていない場合、トリガーが受けに押されないためハンドルが回らず、空かけを防止します。
ダイヤルロック付
解錠:解錠番号シールの上から順番の「方向」と「番号」にダイヤルを回して合せることで、クレセントが解錠できます。
施錠:クレセントをかけて、ダイヤルを1回転以上回すとロック状態になります。
注)解錠番号シールは、1例を示しています。解錠番号シールは剥がさないでください。
内蔵式クレセント(キー付)
●クレセントを召合せかまちに内蔵し、すっきりとした意匠を実現しました。外部からはクレセントが見えないため防犯性も向上します。
※召合せかまち見付け寸法は60mmのみの設定になります。
①解錠はカバーを開けて、レバーを下へ下げます。
②施錠はレバーを上へ上げてからカバーを閉めます。
③キーを90°右に回すとカバーがロックされ開かなくできます。
注)施錠は召合せかまちを内外そろえてから行ってください。トリガー付ですので召合せかまちをそろえないと施錠できません。
■PRO-SE非防火 空かけ防止付、キー付クレセント操作方法
●キー付クレセントの施解錠は、下記に示す要領にて行ってください。(※SAMOS-H RFも同じです。)
鍵をかけるとき
●鍵を差込み反時計回りに回す。
鍵をあけるとき
●鍵を差込み時計回りに回す。
■PRO-SE防火 キー付クレセント操作方法
●キー付クレセントの施解錠は、下記に示す要領にて行ってください。(※PRESEA-Hも同じです。)
鍵をかけるとき
●鍵を差込み時計回りに回す。
鍵をあけるとき
●鍵を差込み反時計回りに回す。
【サッシ金物の鍵について】
クレセントや小開口ストッパー等のサッシ金物の鍵は、堅固な施錠を保証するものではありません。いたずらや不正な解錠およびキーを完全に差し込まずに無理な力でキーを回す等の誤操作では、開いてしまう場合があります。
■ダイヤルロック付クレセントの施錠番号の変更方法
●変更可能な番号は最終解錠番号(3番目に合せる数字)のみとなります。最終番号の前に2回合せている番号は初期設定のパターンをもとに自動で決定されます。
●ハンドルがロックされた状態では番号を変更しないでください。正しい番号に変更できません。
①クレセントを施錠状態にしてください。
②クレセント下部の「ねじカバー」を下方向にスライドさせ、外してください。(下図凸部に指をかけて外してください)
③「ダイヤル」を下図のようにつまんで垂直に引っ張ってください。
④「目印」に合うように、変更したい番号になるまで「ダイヤル」を回転させてください。
⑤「目印」と変更したい番号が合っていることを確認後、引き上げた「ダイヤル」を元の位置に押し込んでください。
⑥「ねじカバー」を上方向にスライドさせながら、取付けてください。
<変更後の施錠番号の確認方法>
●解錠番号の変更で、最終解錠番号を設定すると、それ以外の番号は下表のように自動的に変更されます。下表のA〜Fの初期設定パターンを元に右の一覧表から変更後の番号を確認してください。
■クレセントのかかり調整
●クレセントのかかりが悪くなったら、クレセント本体のキャップをずらしてねじをゆるめ上下調整するか、クレセント受のねじをゆるめて、出入調整をすることで、クレセントのかかりを調整することができます。
■内蔵クレセントのかかり調整
クレセント本体
①カバーを下げてレバーを水平にします。
②クレセント本体取付けねじをゆるめます。
③レバーを持ってクレセント本体を上下に動かします。
④クレセント本体取付ねじを締めます。
クレセント受
①召外かまちのプッシュボタンを外します。
②受調整ねじを時計回りに回すと引分けが強くなり、反時計回りに回すと引分けが弱くなります。(各々2mm調整可能)
■把手、引手、錠の種類(代表例)
アシスト把手(オプション)
①クレセントを解錠してから操作してください。
②障子の可動方向にハンドルを傾けスライドさせます。
③ブッシュが出てきて、枠をけり出します。
アシスト引手(オプション)
①クレセントを解錠してから操作してください。
②障子の可動方向に引手をスライドさせます。
③ブッシュが出てきて、枠をけり出します。
■戸先錠(オプション)(外部シリンダー付もあり)(PRO-SE)
①つまみを下へさげると閉状態になり施錠されます。
②つまみを上へあげるとカマ錠が収納されて開状態になり解錠されます。操作つまみが確実にあがっていることを確認(解錠)して障子を操作してください。
※お出かけの際は、必ずクレセントと併用してください。クレセントを施錠しないと、気密性や水密性など、本来のサッシ性能値が保証できません。