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取扱説明書 インプラス/防音・断熱内窓 引違い窓

商品をご使用いただく上で、人身事故や財産の損害を未然に防止するために、守っていただきたいこととして下記のような警告表示をしています。内容をよくご理解の上、商品をご使用ください。

警告用語の種類と意味

注意

取扱いを誤った場合、使用者などが中程度の傷害・軽傷を負う危険または物的損害の発生が想定されます。商品毎の冒頭にまとめて記載していますので必ずお読みください。

お願い

特に注意を促す情報で、使用者などが思わぬケガをするおそれや、機器の損傷故障等につながる場合があります。

商品を安全にご使用いただくために、守って頂きたい事項です。窓の種類別の注意事項は、『窓の種類別の取扱いについて』にも記載されていますので、併せてご確認ください。

注意

・インプラスや窓枠などにぶらさがったりしないでください。重さによって破損や脱落したりして、事故やケガにつながることがあります。

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・障子に寄りかからないでください。障子が外れたり、ガラスが割れたりして、事故やケガにつながることがあります。

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・ガス・石油機器などをご使用の際は必ず換気をしてください。一酸化炭素中毒のおそれがあります。

・雨が降りこむときは、外窓を閉めてください。「インプラス」は水密性能は考慮されていません。外窓が開いている状態で「インプラス」に雨が当たると、室内側に漏水する可能性があります。

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・風が強い時は、「インプラス」の外側の外窓を必ず閉めてください。「インプラス」は外窓の内側に取り付けることを前提としていますので、耐風圧強度は外窓より低くなっています。外窓が開いている状態で「インプラス」に強風が当たると、障子が脱落して事故やケガにつながることがあります。

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・ご使用中に、「インプラス」を取付けている窓枠がぐらつく、または下がるなどの通常と異なる状態が発生した場合は、窓の使用をやめ、施錠状態にした上で、商品をお求めの施工店、工務店、販売店またはLIXIL修理受付センターにご連絡をお願いいたします。

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お願い

マンションなどでの高層階では、台風などの強風時に、玄関や窓を開ける場合は外窓を閉めた上で、「インプラス」を少し(3cm以上)開けてください。台風などの強風時に、玄関や外気に面した窓が開くと、「インプラス」が急激な圧力を受け変形することがあります。

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ご使用前に点検して異常があれば操作を中止し、工務店様・販売店様または当社お客さま相談センターにお問い合わせください。人身事故や物損事故につながるおそれがあります。障子が脱落して事故やケガにつながることがあります。ご連絡先については、「お問い合わせ」をご確認お願いいたします。

■結露について

窓の表面温度が露点温度(※)より低いとき、窓の表面に結露が発生します。結露は、室内の状態によっては、インプラスを取付けても発生する場合があります。完全に結露を無くすことはできませんが、次のようなことに注意することで、結露を抑えることができます。
※室内の空気に含まれる水蒸気は、温度が一定以下になると結露しはじめます。その時の温度を露点温度といいます。

●水蒸気の発生を減らす

室内で発生する水蒸気に無関心だった生活から、発生を抑える生活へ、少しだけ工夫してみましょう。
・加湿器の使用は控えめに
・洗濯物をなるべく室内に干さない
・お風呂のフタを開けっ放しにしない
・密閉型の暖房機(FFストーブなど)や、水蒸気が発生しない暖房機(エアコンなど)を使用する

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●十分な換気をする

室内で発生した余分な水蒸気は、換気扇を回したり、窓を開けたりして、こまめに室外へ排出しましょう。
・炊事や食事中に出る水蒸気
・就寝中にからだから発散される水蒸気
・鉢植えが出す水蒸気
・浴室や洗面所から出る水蒸気

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■「インプラス」取付け時の外窓の結露について

インプラスを取付けても外窓に結露が発生する場合があります。室内の湿気を含んだ空気が、インプラスと外窓の間に閉じ込められることで、冷やされた外窓側に結露が発生することがあります。窓の不具合ではないことをご了承ください。

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■ガラスの熱割れについて

窓にはめ込まれたガラスに、太陽光があたることにより、その熱でごく稀に割れることがあります。この現象が「熱割れ」と呼ばれ、外窓が網入りガラスの時や、内窓のガラスがLow-Eガラスの場合に発生することがあります。ガラスは熱によって膨張する性質があるため、ガラス中央部と周辺部の温度差により熱膨張差が生じます。この熱膨張差がガラス自体の強度を超えたときに、ガラスの割れが発生します。熱割れを予防するために、以下の点にご注意ください。

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●熱割れの防止

・カーテンやブラインドなどの遮蔽物を、ガラス面に密着させない
・座ぶとんや置物などを、ガラス面に立てかけない
・冷暖房の吹き出し空気や熱を、直接ガラスに当てない
・ガラス面に紙やフィルムを張ったり、ペンキを塗ったりしない
・室内側に熱だまりをつくらない

■Low-Eガラス使用時の注意について

Low-Eガラスは特殊金属膜により、携帯電話など電波機器のご使用時に障害がでる場合があります。特に、窓ガラス以外の外壁に電波を通しにくい材料をご採用されている場合には注意が必要です。携帯電話がつながりにくい場合は、通話時はインプラスを開けてください。

■樹脂表面のべたつきや白い粉状のものの発生について

使用状態によっては、まれにインプラスの樹脂表面にべたつきや白い粉状のものが発生することがあります。気になる場合は、以下のいずれかの清掃を行ってください。
・エタノールを含んだウエットシートで拭きとる。※酸性・アルカリ性のウエットシートは、使用しないでください。
・十分に水を含ませたぞうきんで拭いた後、乾いたぞうきんで水分を拭きとる。べたつきや白い粉状のものは、人体には無害な成分です。窓の不具合ではないことをご了承ください。

■樹脂形材の変色・変形・収縮について

内窓と外窓を長時間閉めた状態にしておくと外部環境によっては、内窓と外窓の間の空間が高温になる場合がありますので、少し開けて換気を行ってください。

●内窓と外窓の間の空間が高温になることで起こりうる現象
・樹脂形材の変形
・樹脂形材の収縮
・樹脂形材の変色