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取扱説明書 インテリア建材 ラシッサUD メンテナンスブック ラシッサ 室内引戸

●ご使用の間、納まりに関して不都合が生じた場合は、以下の要領で調整を行ってください。

お願い

●この「メンテナンスブック」に掲載されていない調整については、無理に調整しようとすると本体の落下・破損・ケガなどのおそれがありますので、施工業者さま又は、当社お問い合わせをご確認ください。

●建付け調整は必ず、手回しドライバーを使用してください。電動ドライバーを使用した場合は、ねじ頭が壊れることがあります。

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■調整方法を予告なしに変更する場合があります。ご了承ください。

■ストライクの調整

ストライクの調整ねじを右に回すと錠のかかり部が出て、左に回すと錠のかかり部が奥に入ります。

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●本体と枠のすき間が大きい場合

調整ねじを左に回して調整してください。

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●錠がかかりにくい場合

調整ねじを右に回して調整してください。

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■バーハンドルのガタツキ調整

ガタツキがある場合は、下記のねじを締め直してください。

●バーハンドル

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●バーハンドルD型

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●バーハンドルR型

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■Wソフトモーションには商品の構造上、以下の現象が発生します。

製品不具合ではありませんので、あらかじめご了承ください。
・開閉の際にカチッという部品の作動音が生じます。
・バネを採用している為、扉を開ける際に途中扉が重く感じる部分があります。
・オイルダンパー(緩衝装置)を使用している為、夏季と冬季(部屋の温度差)で引込み速度が異なる場合があります。
・扉の重量、建付け状況により、扉の引込み速度が異なる場合があります。
・重量の重い扉を強めに閉めると、ブレーキ感が弱く感じる場合があります。
・重量の軽い扉を勢いよく閉めると、扉戸先の浮き上がり(つっかかり)が生じる場合があります。
・レール、吊車にゴミなどが付着し動きが悪くなると、扉が閉まりきらないことがあります。

■ソフトモーション機構の自動復帰方法

※本体を吊り込んでもソフトモーション機構が作動しない場合は以下の手順を行うことでソフトモーション機構が自動復帰します。
1.本体を全開してください。
2.本体を全閉してください。
3.1、2を1~2回繰り返してください。ソフトモーション機構が復帰します。
※必ず縦枠に当たるまで全開・全閉を行ってください。ソフトモーション機構復帰時に「カチッ」と手応えを感じます。
※ソフトモーション機構復帰後は本体を無理に押し込んだり、引っ張ったりしないでください。作動不良の原因となります。

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■ガイドピン位置の調整

●固定ガイドピンの場合

ねじをゆるめて前後に調整して固定してください。

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●埋込みガイドピンの場合

■左右調整(調整幅±2mm)

ガイドピンを切欠き部にマイナスドライバーなどを差込んで外してください。
※床にキズがつかないようにマイナスドライバーの下にあて布をして外してください。

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本体が静止していることを確認し、本体の中心線上にガイドピンの先端がくるようにガイドピンをまわして位置をあわせてください。
※中心がずれていると、開閉時にガイドピンが外れてしまう場合があります。
※ガイドピンケース内部、ガイドピン本体にゴミなどが入り込んでいる場合はきれいに取り除いてください。

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位置があったらガイドピンをガイドピンケースへ『カチッ』と音がするまで押し込んでください。

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■吊車の調整

●上下調整(調整幅上4mm、下1mm)

プラスドライバーで吊車上部の調整ねじを右に回すと本体が上がり、左に回すと本体が下がります。
※床面と本体下部とのチリ寸法は、8(-1、+2)mmが標準です。
※本体と床のすき間が範囲からはずれていると、ガイドピンがはずれたり、ガイドピンと引戸の下部がこすれる場合があります。

●左右調整(調整幅左右各2mm)

左右調整は上吊片引戸の場合、中縦枠と本体のチリが大きい(小さい)場合(標準チリ9mm)に実施してください。プラスドライバーで吊車下部の調整ねじを左に回すと本体が左へ動き、右に回すと本体が右に動きます。
※左右調整した場合は、本体が常に垂直になるようにガイドピンの調整をしてください。調整しないと開閉時にガイドピンが外れてしまう場合があります。

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■ブレーキの左右調整

●本体の左右調整時、ブレーキの左右調整も行ってください。上レール内側に付いているブレーキ部品の固定ねじをゆるめ、図のように本体を途中まで閉じてください。このまま片側の固定ねじを締め、本体を開けて反対側の固定ねじも締めてください。

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●本体がブレーキ部品に当たる時は、戸車の上下調整ねじを回して本体を下げてください。

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お願い

●調整ねじを弱方向に回す場合、ブレーキの表面からねじ頭の出寸法が1.5mm以内になるように調整してください。回し過ぎるとねじがぬけます。

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〔ブレーキ力調整〕

●上レール内側に付いているブレーキ部品の調整ブロック固定ねじを2回転までゆるめ、調整ブロックをスライドさせて、ブレーキ力を調整してください。調整後は、固定ねじを締めてください。

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注意

●本体と上レールのかかりを5mm以上確保してください。かかりが少ない場合は、本ページの本体の調整を必ず行ってください。本体が枠から外れてケガをするおそれがあります。

【現象】鍵が入らない・回らない/鍵の抜き差しに引っ掛かりがある/サムターンが回らない→扉を開けた状態でも回らない、または、引っ掛かりがある

●シリンダー内にゴミ等の異物が確認出来る

→掃除機で吸い取るか、または、パソコン用のエアダスターで取り除いてください。それでも取り除けない場合はシリンダーを交換してください。

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●鍵に異物や汚れが付着している

→歯ブラシなどで鍵の切り込み部・溝部の異物、汚れをかき出してください。

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→鉛筆(先端の黒芯)でなぞるように黒く塗り、鍵穴に挿入して数回抜き差しをしてください。または、錠前専用潤滑剤(パウダースプレー)をお使いください。抜き差しにより、鍵に異物が付着した場合、取り除いてください。

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●シリンダー内又は鍵にゴミ等の異物が確認出来ない

→シリンダーを交換してください。

●シリンダー周辺や内部に市販の「潤滑剤・シリコンスプレー・マシン油」等の塗布が確認できる

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→シリンダーを交換してください。

●鍵の変形・バリが確認できる

→鍵を交換してください。

●町のキーコーナーで複製をした鍵のみが入らない

→美和ロック社純正の複製した子鍵を手配してお使いください。そのまま無理に使用するとシリンダー本体を傷め、純正キーでも回らなくなるおそれがあります。

●錠ケースが扉の小口面より斜めに飛び出している

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→錠ケースのねじを外して扉の小口面と並行になるように調整して固定してください。

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●鎌が変形している、擦れた痕が見られる

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→錠ケースを交換してください。

●鎌周辺やストライクにガムなどが付いている

→付着している物を取り除いてください。

【現象】鍵が入らない・回らない/鍵の抜き差しに引っ掛かりがある/サムターンが回らない→扉を開けた状態なら回る

※トリガーを押しながら、鍵、または、サムターンを回してください。

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●錠ケースとストライクの位置が合っていない

引戸(Wソフトモーション)の調整を参照して吊車の調整をしてください