床
お願い
●キャスター付きのいすなどを繰り返してご使用になりますと、床表面をキズつけたり、破損するおそれがあります。ご使用を避けるか、厚手のカーペットなどを敷いて保護してください。耐キャスター性を高めた床材もございますが、キズやへこみがつかないわけではありませんので、過度の荷重にはご注意ください。
※球形状のキャスターはご使用をお避けください。へこみが発生する場合があります。
●テーブルやいすをひきずりますと、床材表面をキズつけるおそれがあります。いすの脚にゴムキャップやフェルトなどをつけると床表面のキズつきを防げます。
●ピアノなどの重量物を置く場合は、下地の強度など構造上の問題がありますので、あらかじめ施工業者さまへご確認ください。強度不足の場合、床が抜けるおそれがあります。
●ピアノなどの重量物を置く場合は根太や下地の補強をした上で、脚部にインシュレーターや小さな板などを敷き、重量を分散させてください。また、移動させる時は引きずらないでください。
●水やしょう油、洗剤などをこぼした場合は、すみやかにふき取ってください。耐水性を高めた床材もありますが、放置すると表面のシミ・くされなどの原因になります。
●ホットカーペットや温風ヒーターなどをご使用の際は、目スキ、表面ひび割れ、変色、フクレなどの原因になりますので、カーペットなどの下敷きをするなど、床表面に熱が伝わらないようにご使用ください。
●床材は、大型冷蔵庫や温風ヒーターの吹出し周辺で、熱がかかると継ぎ目にすき間や表面にひび割れ、変色、フクレを生じます。大型冷蔵庫や温風ヒーターの熱風が直接床材の表面に当たらないように保護してください。なお、耐熱性にすぐれた商品もありますので、施工された床材がそれに該当するかどうかを施工業者さまにご確認ください。
●玄関マットやカーペットを固定するために、粘着テープは使用しないでください。床材表面を傷めるおそれがあります。
豆知識
天然木は1枚1枚色柄に特有の変化があります。製造工場で極力色合わせするなど工夫しておりますが、まったく同じ木目・色調になることはありません。天然木ならではの特性としてご理解ください。小さな節や入り皮、てりなどは木材の成長過程で発生する天然木ならではの特徴です。個性あふれる自然の表情としてご理解ください。
●てり
木材を形成する細胞の方向性の違いから生じるツヤの違い
●エアコンや強制排気型の暖房装置を連続使用する場合には、室内が過乾燥となり、床材などの木製品の継ぎ目にすき間や表面にひび割れを生じるおそれがありますので、加湿器の併用をおすすめします。望ましい湿度は45~70%です。
●サッシ周りなど直射日光に長く当たりますと、熱や紫外線によって変色したり、表面にひび割れが発生するおそれがあります。日光、紫外線などによる変色、退色は天然木に特有の性質です。力一テン・ブラインドなどでさえぎるようにしてください。