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取扱説明書 リニアスライドシステム

電源スイッチの入れ方

●電源スイッチを入れる前に引戸の可動範囲に障害物がなく、開閉がスムーズ行えることを確認ください。電源を入れた後は、『自己学習モード』になり、自動的に引戸が閉まってきます。

1.電源スイッチを入れ、可動範囲並びに検知エリアから離れてください。

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2.約5秒後に引戸が自動的に閉まってきます。(自己学習モード)

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3.完全に閉まってから引戸を少し開けてください。(約1cm程度)自動で開きます。

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4.全開位置まで開きましたら自己学習モードは完了です。

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アドバイス

●自己学習モード中の動いている引戸は、さわらないでください。引戸の開閉動作がぎこちなくなる場合があります。このような状況の時は、一度電源を切り、再度自己学習モードを行ってください。
ご使用にあたっての「電源スイッチの切り方」「電源スイッチの入れ方」「開閉時間・速度の調整方法」参照

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●停電から復帰した後の1回目の動作時も自己学習モードが働きます。

電源スイッチの切り方

●引戸が止まっているときに電源スイッチを切ってください。引戸が動いているときに電源スイッチを切ると引戸がそのまま惰性で動き、人と衝突してケガをするおそれがあります。
※電源スイッチを切っても電気錠の電源は切れませんのでそのまま使用することができます。

1.開放保持機能にて、全開状態にしてください。
リニアスライドを使用するの「引戸を開いたままにする「開放保持機能」について」参照

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2.電源スイッチを切ります。

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開閉時間・速度の調整方法

●設定ダイヤルを変えることで、開閉時間などを変更することができます。精密ドライバーでダイヤルを回し、矢印を0~10の位置に合わせてください。

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※開時間ダイヤルを10に設定すると、全開状態で開いたまま閉まってこないようになります。閉める場合には、障子を閉め方向に約1cm動かしてください。

■袖付2枚引仕様の場合(2枚の障子が連動して動く商品)

●設定ダイヤルは、室内側上枠の点検フタの内側にあります。不明点がある場合はご購入の販売店もしくは下記リンクよりご連絡ください。
お問い合わせ

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引戸を自動で開閉する「アシスト機能」について

●解錠状態で、引戸を約1cm開けるとアシスト機能が働き、自動で引戸が開閉します。

1.引戸を開ける。(解錠状態)

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2.引戸が自動で全開まで開き、反転して自動で閉まります。

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3.引戸が完全に閉まりましたら施錠してください。

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引戸を開いたままにする「開放保持機能」について

●全開位置まで開いた引戸を「開時間設定」+3秒以上、手などで押さえ続けると開放保持機能が働きます。また、自動で開く速度よりも早く、引戸を全開位置まで開けた場合も開放機能が働きます。

1.「開時間設定」+3秒間押さえ続けます。

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もしくは

引戸を素早く全開まで開けます。

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2.「プー」と鳴り、開放機能が働きます。

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3.解除する場合は、引戸を閉め方向に少し(約1cm)動かすと自動で閉まりだし、解除されます。

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お願い

箱錠のトリガーを指等で押し込まないでください。開いた状態でも引戸が閉まったことになり、電気錠が誤作動するおそれがあります。

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※2枚の障子が連動して動く、袖付2枚引仕様は、「開時間設定」+3秒以上引戸を押さえた場合のみ開放保持機能が働きます。

電気錠の操作と連動して引戸を自動で開閉させる「連動開閉機能」について

(システムキー・タッチ/ノータッチ切替えキーの場合のみ)

●電気錠の操作でカギを解錠すると引戸が連動して全開まで開き、自動的に閉まります。閉まった後はカギも自動施錠されます。
(自動施錠:システムキーの場合は自動施錠ON/OFFを切替えることができます。OFFの場合は自動施錠しません。)

1.電気錠の操作で解錠します。

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2.引戸が自動で全開まで開き、反転して自動で閉まります。

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3.引戸が閉まると自動施錠します。

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■手動で解錠した場合

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手動で解錠すると自動施錠しません。荷物を運ぶときなど、自動施錠させたくない場合は、手動で解錠してください。この際は以下の内容にご注意ください。

・引戸は連動して開きません。「アシスト機能」にて開閉してください。

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・引戸が閉まっている間に施錠してください。

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解錠したままだと

引戸を閉めていても自動施錠されないため、勝手に開いてしまうおそれがあります。

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手動で引戸を開閉したい場合

●リニアスライドの電源を切ると手動で引戸を開閉することができます。(停電時も同様です)掃除をするときなど、自動での開閉をさせたくない場合はリニアスライドの電源を切って手動でご使用ください。

1.電源スイッチを切ります。

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2.手動で開閉できるようになります。

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※「1.電源スイッチの入れ方」「2.電源スイッチの切り方」の項目をご確認ください。
ご使用にあたって
※リニアスライドに搭載された磁石の力により、引戸の上部がひっかかりやすくなる傾向がありますので開閉の際はご注意ください。

■システムキー・タッチ/ノータッチ切替えキーの場合

※閉めこみながら施錠してください。部品の反発力や風などにより引戸が開いてしまうおそれがあります。

センサーは、検知エリア内に人が入ったことを感知して開閉中の引戸を開く方向に動かし、はさまれやぶつかりを軽減する補助機能です。

センサー検知エリアのイメージ図

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※センサーの検知エリアは調整により変更可能です。調整方法は上枠補助センサー同梱の取扱い説明をご確認ください。

各センサーについて

a.上枠補助センサー(オプション品)

検知エリア内の人、物の動きを感知します。詳しくは上枠補助センサーに同梱の取扱い説明書をご確認ください。

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※検知エリア内で一定時間静止しているとセンサーが静止物と判断し、感知しなくなります。
※上枠補助センサーはオプション品になりますが引戸の品種によっては付けられない場合もあります。

b.縦枠ビームセンサー

赤外線のビームがさえぎられると人が検知エリアにいることを検知します。
※服の布地など赤外線を通す物や、ラメ入りのバッグなど光を反射する物でビームをさえぎると、検知しない場合があります。

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