お客さまの内なる声に
耳を傾ける。
お客さま視点に立った進化を、デザインで加速させる。
浄水カートリッジの能力を高めるためには、活性炭を細かくする必要があります。しかし、単純に活性炭を細かくして固めると、緻密になりすぎて水が流れなくなってしまいます。そこからLIXILの“細かな粒子を固めても水が流れる”という二律背反の課題への挑戦が始まりました。約2年の研究・実証を経て、浄水カートリッジの「造粒微粉炭」製造技術を完成させることができました。マイクロレベルに粉砕した活性炭を新開発の特殊ファイバーで球状にして再結合させることで、吸着面積の飛躍的な拡大と有害物質の粒子の詰まりにくさの両立を実現したのです(下図参照)。
※1 JF-K12タイプ、JF-K22タイプは1.3倍。なぜLIXILは、業界をリードする小型の浄水カートリッジをつくることができるのか。それは創業時から培ってきたセラミック技術を持っているからです。セラミックは、土から生まれた天然素材で複雑な細孔構造で構成されているため、有害物質を表面ろ過ではなく3次元的に吸着、ろ過できます。2次元的な化学繊維で同じ性能を再現するには面積が必要となり、結果として体積が大きくなってしまいます。セラミック技術を持つLIXILだから、小さいまま浄水能力が2倍になった新しい浄水カートリッジを実現することができるのです。
国内工場の環境の整ったクリーンルームで製造・組立を実施しており、異物の混入を防いでいます。また先進のセンサーやカメラによるチェックのほか、人の目と手によるチェックを全品実施しています。自社内で高度な検査体制を整えており、さまざまな除去対象物質を含んだ液体を作り、浄水器を通し採水して分析し、厳密な浄水性能の検証を行っています。
飲み水に限って使っていた浄水を、野菜洗いやお米研ぎなどにもたっぷりと使えるようにしたい。でも水栓は、キッチン空間になじむシンプルなデザインが良い。その想いから生まれたのが「オールインワン浄水栓AJタイプ」です。業界をリードする小型カートリッジを内蔵したスリムな水栓。さらに、LIXILは独自の技術で、カートリッジの大きさはそのままに、浄水能力を従来の2倍※に進化させました。
※JF-K12タイプは1.3倍。おすすめコンテンツ