入社したからこそ気づいた自分の新たな可能性

生産技術

ZEH推進事業部 ZEH推進製造部 構造体製造グループ

T.N / 2014年入社 
システム情報工学研究科 構造エネルギー工学専攻

#新卒 #挑戦から得た喜び

プロジェクトを支える“縁の下の力持ち”

私の所属するZEH推進事業部では、国を挙げて普及が推進されているZEH(ネットゼロエネルギーハウス)事業に関わるシステムを取り扱っています。ZEHとは、“使う”エネルギーをプラス、“創る”エネルギーをマイナスとした際に、年間での差し引きがゼロもしくはマイナスとなる「省エネ」「創エネ」を同時に実現する住宅のことです。私の事業部では、「省エネ」ですと外気を室内温度に近づけて取り入れることで室内の快適さをそのままに換気を行う熱交換換気システムや、高い断熱性と耐震性を備えた構造体パネル。「創エネ」ですと太陽光発電システムなどを取り扱っており、その中で私が担当するのは「省エネ」の“構造体パネル”と“熱交換換気システム”です。

効果が数字で見て取れるコストダウン業務の魅力

製造部門において、私がメインとして担当しているのがコストダウン業務です。製品価格は据え置いたまま、工場内でどれだけコストを抑えて製造できるかを考え、実現させる仕事です。

それまで人の手で作業をおこなっていた箇所を設備化・自働化することによって、人件費を削減できるのはもちろんのこと、品質が一定になり、不良品が減るというメリットもあります。結果として、約4人分の人の作業を自働化することができ、一定のコスト削減につなげることができたという実績もあります。
工場の月次業績を見たときに、今まで占めていたOSB(構造用パネル)の費用の比率がガクッと下がっていたり、生産性が大幅に上がったり、工場から出る不良品の量が目に見えて減ったりと、やっていることが数字に直結するところがこの仕事の醍醐味でもあり、やりがいを感じる部分でもあります。

逃げずに取り組み、道を切り開く

結果論になってしまいますが、入社前に志望していた部署よりも、現部署での職務の方が自分の適性に合っていたのではないかと思っています。ZEH推進事業部は会社の中では小さな部署ですが、国策レベルでZEHが推し進められている今この瞬間、この仕事に携われていることに幸せを感じています。 誤解を恐れずに言うならば、学生の頃に思い描いていた自分のやりたいことと、実際に配属された部署での仕事には、往々にしてギャップがあるものだと思います。例え学生時代に学んできたことを活かすのが難しいと感じる部署であっても、決して諦めず、仕事に楽しみや面白さを見出し目の前の課題に取り組める人を評価する環境がLIXILにはあります。会社に入ってから初めて自分の能力や可能性に気づくこともあるので、自分の専門分野だけに視野を狭めず、一つ一つの課題を真面目にこなして結果を出せるような人と一緒に仕事をしたいですね。

*所属・内容等は取材当時のものです。