実は、一人ひとりが住まいを見直すことが、
子どもたちの快適な未来へとつながります。
キーワードは “緩和”と“適応”。
高断熱の壁・窓・ドアで、
CO2など温室効果ガスの排出を“へらす”(緩和)。
日よけやシャッターで、
室内での熱中症や台風などに“そなえる”(適応)。
今の暮らしの中で無理なく続けられる工夫こそが、
この先に大きな力を発揮するのです。
身の回りから考え動く一歩を、ここから。
「Think Heat〜気候変動対策として私たちができること」
待ったなしの環境問題に、事業を通じてできることは何か?
Think Heatの取り組みに賛同いただいている
LIXILのビジネスパートナー様6社にお話を伺いました。
<出演企業(五十音順)>
株式会社 アダチ
e-cubeホームテクノ 株式会社
株式会社 SHL
株式会社 小園硝子商会
ハーバーハウス 株式会社
ホームテック 株式会社(リフォームプライス)
Think Heatには、世界の子どもたちを「支援する」、
地域の子どもたちを「守る」、
地域の子どもたちを「育む」、
の3つの取り組みがあります。
誰もが知る「地球温暖化」の問題。そして、近年よく報道される「気候変動」の話題。日本をはじめ、世界各国でさまざまな影響が出ています。ここにあるのは、その影響のほんの一部。こうした待ったなしの問題に向き合っていくために、私たちは何をすれば良いのでしょうか。
世界の子どもの約半分にあたる10億人の子どもが、
気候変動のきわめて深刻な影響を受けている上位33ケ国に暮らしています。*4
【出典】*1 IPCC第6次評価報告書 / *2 国立環境研究所 小野雅司氏 / *3 WWF「生きている地球レポート2022」 / *4 ユニセフ報告書「気候危機は子どもの権利の危機」(2021年)
気候変動への対策には大きく分けて2つのアクションがあります。1つは“緩和”。気候変動の原因となるCO2などの温室効果ガスの排出量を「へらす」取り組みです。もう1つは“適応”。すでに現れていたり、将来予測される気候変動の影響に対して、被害を最小限に抑えるために「そなえる」取り組みです。この2つを車の両輪のように同時に押し進める必要があります。ここでは、身の回りでできる「へらす」と「そなえる」の一例をご紹介。まずはできることから実践してみませんか?
参考:国立研究開発法人 国立環境研究所「気候変動適応情報プラットフォーム」
参考:国立研究開発法人 国立環境研究所「気候変動適応情報プラットフォーム」
実は、地球温暖化や気候変動に対して、
住宅でできることってたくさんあるんです。
住宅でできる「へらす」「そなえる」の工夫を
ご紹介していきます。
※出典:(一社)日本建材・住宅設備産業協会 省エネルギー建材普及促進センター「省エネ建材で、快適な家、健康的な家」
熱の流出を抑えることができる複層ガラスやトリプルガラス。しかし、日本の住宅の約7割が単板ガラスで、仮にすべての既存住宅の窓をトリプルガラスに変えると、CO2削減量は推計で約1,509万トン/年にものぼります。
※日本の居住住宅ストックにおける断熱性能別・建て方別の住宅数より各住宅の窓をトリプルガラスに変更した際のCO2排出量をAE Sim/Heatにて計算し、求めた住宅1戸当たりのCO2排出量を掛け合わせて算出。 (LIXIL調べ)
日本の住宅の29%が無断熱など、現在の省エネ基準に満たない断熱性能の既存住宅が約90%を占めており、大きな課題となっています。
※出典:社会資本整備審議会 建築分科会 資料
(2021年国土交通省)
※出典:社会資本整備審議会 建築分科会 資料
(2021年国土交通省)
※出典:小出 瑠・小嶋 公史・南齋 規介・Michael Lettenmeier・浅川 賢司・劉 晨・村上 進亮(2021) 「国内52都市における脱炭素型ライフスタイルの選択肢:カーボンフットプリントと削減効果データブック」Ryu Koide, Satoshi Kojima, Keisuke Nansai, Michael Lettenmeier, Kenji Asakawa, Chen Liu, Shinsuke Murakami (2021) Exploring Carbon Footprint Reduction Pathways through Urban Lifestyle Changes: A Practical Approach Applied to Japanese Cities. Environmental Research Letters. 16 084001 65の脱炭素型ライフスタイル選択肢による1人1年あたり温室効果ガス排出量 (カーボンフットプリント) の最大削減効果から一部抜粋
窓から日差しをうまく室内に採り込むことができれば、住まいはより快適になります。冬は低い位置から南面に日差しが入ってくるため、南面に大きな窓を設けることで、暖房の負荷を効果的に軽減することが可能です。
たとえば約10uの窓の面積を約20uまで大きくすると、
約3,000W分※の熱量を得ることが可能に。一般的な電気ストーブが1,000W程度なので、約3台分に相当します。
※東京で1月に南側垂直窓における12時の平均全天日射量 約600w/u。窓はサーモスII-H単体引違い窓Low-E透明複層ガラス(クリア)の場合、日射熱取得率46〜47%にて試算。
ハイブリッド窓 TW
家の中の温度差などが原因で、急激な血圧変動によって心筋梗塞や脳卒中などを引き起こすヒートショック。実はこのヒートショックに関連した入浴中急死者は年間で約1万9,000人にのぼると推計され、交通事故死亡者数の約4〜5倍といわれています。※
※出典:厚生労働科学研究費補助金 入浴関連事故の実態把握及び予防対策に関する研究平成25年度総括・分担研究報告書より/警察庁交通局調べ
※一般複層ガラスの窓にスタイルシェードを使用した場合の性能です。
関連JISなどに基づき計測および算出した値であり、保証値ではありません。
【熱中症の発生場所】
※出典:総務省消防庁 令和5年10月報道発表資料用
※「住居」は、「住居(敷地内全ての場所を含む)」の数値を使用